こんにちは。勇人です^^
今回の記事では、
「副業で経験がなくても翻訳家になれる?」「翻訳家って稼げる?」
について記事をまとめていきます。
Contents
副業で経験がなくても翻訳家になれる?
翻訳家になるには、特に翻訳家という資格や免許はなく、学歴も必要ないので
誰でもグローバルに活躍することができます。
しかしその一方で、翻訳家に求められるのは単なる語学力だけでなく、
その言語圏の文化や歴史、宗教などへの深い理解も必要です。
そのため、大学の外国語学部出身者や留学経験を持つ人が、
翻訳家として活躍している人が多いです。
翻訳家は資格や学歴によってルートが決まるわけではないので、
目指すルートは人それぞれですが、
大学、短大から就職する人とフリーランスの2つに分かれます。
翻訳専門会社や一般企業の社内翻訳者として就職できれば
専任の翻訳家として働くことができますが、
求人数は限られており、実務経験がない人を採用してくれる会社は少ないです。
そのため、新人の間は翻訳会社、派遣会社、クラウドソーシングなどに登録し、
単発で仕事をもらう働き方を選ぶことになりますが、
翻訳業界に興味があれば、語学力や異文化理解力を磨き、
翻訳会社やフリーランスとしての活躍を目指すことができます。
翻訳家の仕事とは?
翻訳家の仕事を大きく分けると、
文芸翻訳、映像翻訳、そして実務翻訳(産業翻訳)の3つの仕事があり、
各仕事には、求められる語学力のレベルに違いがあります。
文芸翻訳は、書籍、歌、雑誌など、文芸作品の翻訳を行います。
映像翻訳は、海外の映画やドラマの翻訳をします。
実務翻訳(産業翻訳)は、学術書、契約書、マニュアルなど、
ビジネス向けの翻訳を手掛けます。
翻訳者になるためには、一定以上のTOEICやTOEFL、IELTSのスコア、
英検準一級以上の資格が必要とされることが一般的なので、
語学力を表す資格は持っている方が良いです。
文芸翻訳や映像翻訳においては、教科書では習わないような
ネイティブの独特な言い回しなどにも通じていることが求められます。
また、その国や地域の文化的な背景を含めて翻訳するため、
文化、政治、経済といった知識を持つことも求められます。
留学経験を持っている場合は、その国の文化を肌で感じられるため、
生き生きとした表現で翻訳ができることが期待されたり、
実務翻訳(産業翻訳)においては、語学力そのものも重要ですが、
正確な翻訳が求められるため、
医療、金融、IT、法律などの専門的分野についての知識や
実務経験を持っていることが重要です。
翻訳家の働き方とは?
語学力を身につけた後、翻訳家として活躍するためには、主に3つの働き方があります。
まず、翻訳専門の会社に就職する方法があります。
しかし、この方法は求人数が少なく、狭き門となっています。
次に、実務経験を積んで企業内で翻訳の仕事をする方法があります。
翻訳専門の会社ではなく、商社や事務所などの企業内で働く形態です。
また、キャリアを積んで翻訳専門会社に転職する人もいます。
大学や専門学校を卒業したばかりの場合、
派遣社員として翻訳の仕事をすることが多く、
この形式では、締め切りを守る意識や
コミュニケーション能力・スケジュール管理力が重要となります。
また、他の仕事と掛け持ちをし、兼業という形でフリーランスで働く人もいます。
翻訳家の仕事をする方法とは?
翻訳家は、翻訳専門の会社に就職することを除き、自ら仕事を見つける必要があります。
まず、翻訳専門の会社に登録する方法がありますが、
登録するためには、レベル判断の試験(トライアル)に合格する必要があるため、
受験前に十分な翻訳力を身につけておく必要があります。
次に、クラウドソーシングでの仕事を請け負う方法があります。
ただし、初めの仕事獲得には向いていて、実績づくりにはなりますが
単価が低いです。
また、翻訳のコンテストに応募する方法も検討しましょう。
翻訳会社や新聞などで開催されることがあり、
一部には賞金がついている場合があります。
コンテストでの実績があれば、仕事を見つけやすくなるというメリットがあります。
番外編として、SNSやブログなどで自分が翻訳した作品を公開する方法です。
これにより、自己PRにつながり、仕事を見つけるきっかけとなることがあります。
翻訳力を身に付ける方法
自分で勉強することも可能ですが、翻訳の仕事を有利に取ったり、
プロの翻訳者になるためには翻訳学校の講座を受講することが望ましいです。
翻訳学校の講師はプロの翻訳者であり、正確かつわかりやすい翻訳だけでなく、
クライアントが求める訳文や必要な情報についても教えてくれます。
また、多くの翻訳学校は、翻訳会社と提携しており、
優秀な成績で修了してトライアル試験に合格すれば、
翻訳会社に登録して仕事を受けられるようになります。
翻訳学校は、「総合翻訳」、「ビジネス翻訳」、「映像翻訳」など、
それぞれの得意分野があります。
初めて学ぶ場合は、「総合翻訳」のコースを選び、基礎から学ぶと良いでしょう。
通信講座やオンライン講座もありますので、自宅からでも受講できます。
翻訳者になるために必要な資格はありませんが、
企業や翻訳会社に所属して仕事を行う場合、英検やTOEICの点数、
または企業主催のトライアル試験の合格を基準とすることがありますので、
翻訳に関する語学関連の資格を取得することは、客観的な語学力の証明になります。
また、翻訳関連の民間資格として、
「JTA公認翻訳専門職資格基礎試験」「JTA公認翻訳専門職資格試験」
「JTFほんやく検定」などがあります。
講座の受講や資格取得を終えたら、トライアルを受けましょう。
翻訳家の年収は?
どの種類の仕事形態を選ぶか、自分の実力の程度によって大きく違います。
一般的な事務作業とは異なり、専門性の高いジャンルでは
給与水準が期待できることが一般的です。
実力が認められたフリーランスの場合、年収は1000万円を超えることもありますが、
単価が低い場合は、副業にとどまってしまうこともあります。
また、フリーランスで働く場合は、作業量×単価で収入が決まり、
翻訳作業だけで生計を立てるためには多くの案件をこなすことが必要となります。
言語力とコミュニケーション能力を高め、
自分の仕事で差をつけることが非常に重要だと言えます。

経験がなくても翻訳家の仕事ができるクラウドソーシングサイト
翻訳家に興味があり副業として考えているけど経験が無い場合は、
クラウドソーシングサービスを利用するのがおすすめです。
インターネット環境とパソコンがあればできるので
お試しするハードルも低いです。
また、経験を積むことでスキルアップが可能であり、
初心者向けの案件から専門的な業務まで、案件は豊富です。

Gengo
70以上の言語に特化した翻訳サービスマッチングサイトです。
初めて翻訳の仕事を試したい人に適していると思います。
このサイトでは、無料で登録できますが、
語学力チェックのテストをクリアする必要があります。
案件の内容は多種多様で、スタンダードな書面や音声から翻訳する仕事や、
翻訳が正確かどうかをチェックする仕事などがあります。
Amelia
【Amelia】在宅でできる英語などの翻訳の求人・仕事探しはアメリア
Ameliaは、仕事の案件提供だけでなく、
スキルアップ支援をするサービスが提供されています。
また、翻訳の専門学校を運営しており、翻訳に専念したい人には最適な場所です。
しかし残念ながら、このサービスに登録するには有料で、
入会金は5,500円、年会費は16,500円かかります。
有料であることを考慮しても、サービス内容は非常に充実しており、
80%以上のリピート率を誇っています。
本業として活動していくためには、非常に有益なサービスと言えるでしょう。
クラウドワークス
クラウドソーシング・仕事依頼・求人情報は日本最大級の「クラウドワークス」 (crowdworks.jp)
クラウドワークスは、国内最大級の仕事マッチングサイトです。
登録は無料で、インターネット上で仕事の受注・発注をすることができます。
翻訳の案件に限らず、様々な種類の案件がありますが、
翻訳の経験がなくても大丈夫な案件もあるので、
初めて仕事に挑戦する方や興味がある方にとっては良い機会になると思います。
最近では、YouTubeやブログ記事の翻訳案件も増えてきておりますので、
納期内に仕上げられるかどうかなど、
まずは自分ができる仕事から始めて実績を積み上げることが大切です。
まとめ
翻訳家として働く際には、資格が必要なわけではありませんが、
本格的に活動するためにはある程度のスキルが必要です。
そのため、向き不向きがある仕事だと思います。
また、翻訳家としてでなくても、
クラウドソーシングで仕事を受けている人なら、
難易度の低い案件であれば翻訳の仕事もできる可能性があります。
翻訳家の仕事は、機械翻訳などの技術も発展してきている背景からも
将来的にAIになってしまうのではという懸念があるようですが、
人間の翻訳能力には代えられません。
むしろ、機械翻訳が困難な表現や言葉遊びなどを理解するためには、
人間の翻訳が不可欠だと言えます。
そのため、翻訳者の需要がなくなることは考えにくいでしょう。
では今日はこの辺で^^